結構時間が立っているので、恐縮なのですが、
2008年のノーベル賞受賞者『下村脩』さんの研究に関しての説明を書き記しておきたいと思います。
医学研究用の重要なツールに発展した緑色蛍光タンパク質(GFP)を
オワンクラゲから発見したのが下村脩さん。
下村さんがオワンクラゲからイクオリンと緑色蛍光タンパク質を抽出したということは、
結構いろんなところに書かれているしイクオリンとGFPの説明はあるのですが、
「下村さんがイクオリンとGFPを抽出した方法」
というものは、私の力ではネットのどこを探しても見つからなかったので、
ブログに上げておこうと思います。
(科学雑誌ニュートンから)
大学のレポートで出題されたことなのだが、
結局、ニュートンを読むまで知らなかった・・・・・・
もうさすがに、提出期限すぎてるからな~~~~
残念。
下村さんがイクオリンとGFPを抽出した方法
クラゲから発光物質の抽出を行う場合、
まず、発光を止める必要がある。
光っている=分解を行っているということ。
そこで、発光を阻害する物質が必要。
下村さんは、発光にはタンパク質が関係しているはず、
だから、PH(酸性度)を変えれば発光が止まるかもしれないと考えた。
酸性PH4に保ちながら抽出を行った。
しかし、濾液は光らなかった。
そこで、この濾液を重層で中和すると光りだした。
その後、下村さんは濾液を流し台に捨てた。
そうすると、ばあっと青白く強烈に光ったのだ。
流し台には、魚を飼う水槽の海水が常に流し台に排水されていた。
原因は海水!!
ということは、その成分はカルシウムだ!!
カルシウムを与えれば光り、
カルシウムの濃度を下げれば光らさずに
発光物質を抽出ことが可能であることが分ったのだった。
PR
トラックバック
トラックバックURL: